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フォルクスワーゲン

VWゴルフなどに多いABS警告灯の点灯。その原因と対策方法とは?

安全装備のひとつであるABS(アンチロック・ブレーキ・システム)。フォルクスワーゲンにおいてこのABSに異常が発生し警告灯が点灯するケースが増えている。ここでは気になる費用と対策方法について紹介していきたい。

目次

フォルクスワーゲンに限らず標準装備されているのがABSという安全機能。このABSとはアンチロック・ブレーキ・システムの略で、メルセデス・ベンツが1970年に開発し、今ではほとんどのクルマに採用されている。これは滑りやすい路面などでもタイヤをロックさせずに、ステアリングのコントロール性を維持するものだ。現在では横滑り防止装置などともにECUで制御されている。
この制御を行っているユニットにトラブルが発生する事例が多い。とくにフォルクスワーゲンでは多く発生している。主な症状は初期段階ではABS警告灯が点くが、エンジンを切って再始動すれば消えるという状態。だが、やはり最終的には警告灯が点灯してしまう。横滑り防止装置の警告灯と同時に点灯することが多い。ABS警告灯が点灯すると当然ながらABSが作動しなくなるため、放置するのは危険。いざという時のための安全装置なのできっちりと直しておく必要があるのだ。

重要な安全装備の一つであるABS。部品代も高額であるため交換を躊躇してしまいそうになるが、分解修理であればリーズナブルに直すことができる。※写真はBMWのもの。

ABS警告灯が点灯する原因として考えられるのは、4つの車輪に備わるABSセンサーか本体ユニットの不良。コンピュータ診断を受けるとABSセンサーの不良というエラーが出ることが多いが、ABSユニットの不良で警告灯が点灯するケースが多い。
センサー不良であればパーツ代も工賃もそれほど高くはない。これで直ればラッキーなのだが、それでも警告灯が消えないとなるとABSユニット本体が怪しい。
ABSユニットを新品に交換するとなるとセンサーに比べて高額であるため、交換には躊躇してしまうかもしれないが、ここは専門業者などが分解修理で安く直してくれる。費用は依頼する業者によって異なるが、新品部品に交換するよりははるかに安く修理できる。
ABSユニット不良の原因は内部の基板不良であることが多い。基本的には現品修理なのでABSユニットを取り外して業者に送るというのが基本的な流れ。もしくは、クルマの持ち込みが可能な業者であれば対応してくれるだろう。いずれにしても、ブレーキ関連の重要パーツなので、自分で外すよりは、普段通っている修理工場を通じて依頼するのが失敗のない方法だと言える。
最近ではあまり聞かないが、以前ABSユニットにトラブルがあるものの、警告灯が点灯しないように加工されている中古車があった。警告灯が点灯しなければ気分的にはいいが、ユニットが直っているわけではないので緊急時にもABSは作動しない。イグニッションをONにした時にABSの警告灯のみが点灯しない場合は、こうした加工がされている可能性が高い。
そのためABSの修理作業を依頼する際には、修理内容や保証の有無などしっかりと確認しておくことが大切だ。また、信頼できる修理工場なら確実にリペアしてくれるショップとの繋がりがあることも多いので、積極的に相談してみるといいだろう。

タイヤ側からボディ側のユニットに繋がっているABSセンサー。センサーがトラブルの原因なら安く直すことが可能だ。※写真はBMWのもの。

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