フォルクスワーゲン

あなたがついやってしまう、トラブルを招くNGな行動 VOL3【フォルクスワーゲン編】

クルマにトラブルが起きる原因は経年劣化によるものが多いですが、

じつはユーザー自身がトラブルを招いてしまっているケースもあるんです。

VOL.1VOL.2に続き、VOL.3をお届けします。

目次

現在では当たり前となったのが電動格納式のサイドミラー。路上のパーキングメーターに駐車する場合や狭い駐車場での乗り降りなど、日本の交通環境では欠かせない装備ではあるが、ドイツ車のサイドミラーは必要がない場合はなるべく畳まないようにした方がいい。
国産車のユーザーでは、それがマナーだと言わんばかりに必ず折り畳む人が多いが、これは高い耐久性があってのこと。ドイツ車では構造的にも素材的にも弱いモノが多く、決して耐久性が高いとは言えない。頻繁に動かしているとギアの摩耗や配線の被覆劣化、鏡面の落下など様々なトラブルが発生する確率が高くなる。壊れてしまい交換となると、このユニットがまた高価で、片側10万円という例も珍しくはない。無用な摩耗を防ぐためにも、ぶつけられて破損する可能性があるような場合以外は、極力畳まないようにしておこう。
メルセデス・ベンツの一部では、ドアロックをかけると自動的にドアミラーが畳まれるモデルがあるが、これも専用のコンピュータに繋いで設定を変更すれば機能をキャンセルすることが可能。シートが自動でスライドするイージーエントリーなどと合わせて、故障する可能性が高くなる機能は予め停止してしまうのも手だろう。

ETCが普及してフロントの窓すら開ける機会が少なくなっている現在だが、ゴム製の部品で支持されている窓ガラスなどのパーツは、長期間動かさないでいると固着してしまい動かなくなることがある。あまり開閉しないリアのパワーウインドーが先に壊れることが多いのは、こういった理由によるもの。ゴム部分が硬化するだけでなく、内部のグリースが固まってしまったり、ワイヤーにサビが発生したりということもある。当然ながら電動タイプのサンルーフやメルセデス・ベンツのバリオルーフに代表される開閉式のハードトップなどもおなじだ。
ある程度古くなるとどうしても動きが渋くなる、こういった電動で作動する部分は、モーターへの負荷が増えることで過電流が流れやすくなる。パワーウインドーを操作する時は、4つのスイッチを一度に押すようなことをすると、一気に大きな電流が流れてヒューズが飛んでしまうことも。とくに負荷の大きくなる窓を閉める操作は、スイッチを一箇所ずつ押すように心掛けたい。
また、窓を換気のため少しだけ開けておきたいような時に、ワンタッチ機能で開いているところに閉める方向のスイッチ操作をしたり、スイッチをカチカチと段階的に押すのもメカニズムにとってあまりよくない。レギュレーターのギア山を傷めたり、樹脂製クリップを破損して窓が落ちるなどの原因となることがある。

普段動かさない窓ほどウインドーレギュレータの故障が多い傾向がある。リアのパワーウインドーもたまには動かしてやることが大切。

とくにコンピュータ制御化されたクルマに多いのが、突然警告灯が点灯したり、エンジンの吹け上がりやATの変速がおかしくなったと思ったら、すぐに症状がおさまったり、一度エンジンを切ると何事もなかったように元通りというケース。これで安心して乗り続けてしまう人が多いが、これは大きなトラブルの前兆現象だと思って間違いない。
センサーなどの制御系をすべて一本一本の電線で繋いでいたアナログ時代のクルマなら、接触不良が原因で異常が出て、それが何かの振動で元通りに戻るということも多かったが、電脳化されたクルマはユニット間でデータ通信を使い情報をやりとりしているため接触不良は考えられない。コンピュータがセンサーなどの情報を異常と判断し、エマージェンシーモードに入ったことで警告灯の点灯やエンジン出力の制限などが行われたのだ。エンジンを切ってリセットされると通常に戻ることも多いが、次第に発生する頻度が高くなったり、次はいきなりエンジンがかからなくなるというケースもある。
このような症状が出た場合は、診断コンピュータを繋いでエラーのメモリを呼び出しチェックすることが大切だ。これによって問題箇所は一目瞭然。後はメカニックの経験と勘によってどの部品をいつ交換するべきか判断してくれる。クルマは生き物とは違うので、自分で自然治癒は絶対にしないのである。

今回のようなメンテナンスに関する詳しい修理方法はプロに聞くのが一番!

こちらから質問できるのでぜひ試してみて!

コンピュータ制御の進んだ現在のクルマは、異常な症状が出たら自然に直ることはない。突然の警告灯など、おかしな症状があったら必ず点検が必要。

この記事をシェアしよう!

この記事が気に入ったらいいね!しよう

Maintenance Lab Archiveの最新記事をお届けします

BACK TO LIST