特集

コンディションが良いクルマに共通する作法とは?

中古車は一点モノなので、クルマによってコンディションが異なるものですが、常に良い状態を保っているクルマには何か秘訣があるのかもしれません。この記事では現場のメカニックに聞いた話を元に、コンディションの良いクルマに共通する作法を紹介していきます。

輸入車メンテナンスが得意な工場に直接相談
▶お近くの整備工場検索はこちら

 

目次

クルマを買いに行く時は、早く自分のものにしたいと納車までウキウキ気分だが、これが修理工場に行くとなるとドヨーンとした気持ちになる。車検は別としても、何らかのトラブルが起きたから工場に行くわけであって「いったいいくらかかるんだろう」と不安になってしまうものだ。メカニックもそういったユーザーの気持ちは理解していて、何かできることはないかと考えてくれるのは嬉しいもの。あるメカニックからこんな話を聞いたことがある。
「工場に来るユーザーさんの多くはトラブルで落ち込んでいるでしょ。費用だって気になるし。それを解決して喜んで帰ってもらえるのが唯一の楽しみなんだよ。でも、中には本当に調子が良いクルマもあるんだよね。消耗品の交換はもちろんやっているけど、困ってしまうようなトラブルは全くないんだ」
そんな雑談をしている時にふと思ったのが、コンディションが良いクルマに共通していることがあるのでは? ということ。メカニックの立場から見ていくと、我々ユーザーが実践すべきことやメンテナンスへの取り組み方にコツがあるのだ。ここでは複数のメカニックからの証言を元に、コンディションが良いクルマに共通することを探っていきたい。
まずコンディションが良いクルマに共通するのは、メンテナンス計画をきっちりと立てていること。例えば燃料系をメンテナンスしたら、次は水回りといったように、メカニックに優先順位を付けてもらいそれを実践しているクルマは良いコンディションをキープしている。
全てを一気にメンテナンスするのは大変だが、分散することで一度の負担を軽減することにも繋がるわけだ。確かにトータルで20万円の修理が必要として予算的に厳しかったとしても、夏と冬で10万円ずつなら何とかなりそうだ。
1年点検を受けているクルマもコンディションが良いケースが多いという。一般的にはトラブルが発生してから修理工場で点検してもらうことが多いが、たとえ何もなくても1年サイクルで点検するのは重要なこと。電子制御化が進んだ高年式モデルでは、この時にコンピュータ診断を受けておくことで信頼性を高めることができる。センサーや電子ユニットの状態を知っておくこと、さらに必要であればメンテナンスしておくことがトラブル予防に繋がっていくのである。
整備内容は信頼できるメカニックにお任せというのも、良いコンディションをキープしているクルマに共通すること。もちろん、あれもこれもと全てをやっていくのは大変だが、同時に交換すべきものを提案されたらそれを実践したい。部品のチョイスにしても純正品を使うべき部分もある。その車種に詳しいメカニックであれば、ウィークポイントやトラブルの傾向を熟知しているのでプロの意見は重視するべきだ。もちろん信頼できるメカニックであるということが前提にはなる。
いつもとは違う異音や振動、警告灯が点灯した時に、早めに修理工場で点検しているクルマは重篤な症状に陥ることが少ない。クルマを大切にしているユーザーは何かあった時にすぐに点検するという作法が身についている。放置すればさらに悪化するということをよく理解しているのだ。クルマは機械なので自然治癒はあり得ない。何らかの原因があるからこそ症状として現れるので、これを放置しておけばコンディションは悪化し費用も嵩んでしまう。内外装をキレイに保っているクルマがコンディションが良いと言われることが多いというのも、それだけクルマに対する愛情が深いからだろう。

燃料ポンプとフィルターを同時に交換するなど、同じセクションはなるべく同時にメンテナンスした方が信頼性は高まる。とくに燃料系は多少過剰整備気味でも重視すべき部分である。
警告灯が点灯したり、いつもとは違う異音や振動を感じたらすぐに点検する人は大きなトラブルに至らないことが多い。放置するのはNG。
1年点検を受けることはトラブル予防に繋がる。この時にコンピュータ診断を受けておくことが大事。

自分で部品を手配するなら
メカニックの意見を参考にする

最近では修理工場に自分で部品を持ち込むケースが増えているが、それがトラブル原因とは全く違っていることがある。メンテナンスの知識を深めることはドイツ車を維持するにあたって重要なことだが、素人が原因を勝手に判断してしまうのはNG。メカニックから言わせれば、「そこじゃなくて、ここを優先すべきでしょ」ということになる。また、部品によってはゴムパッキンやシールも同時に交換しなければならないのに、それが揃っていないケースもある。古いシールを再使用すればオイル漏れや水漏れの原因になるし、作業も二度手間になってしまう。さらに、そもそもの品番が違っていたりクルマによっては対策品が出ているケースもある。それを知らずに旧品番の部品を付けてしまうと新品を付けたのにトラブルが発生……なんてことも。
メンテナンスの知識を持つパーツショップに問い合わせると同時に交換すべきパーツを提案してくれるが、インターネットで購入するケースがほとんどなのでそういった良心的なショップはまだまだ少ない。
それゆえ部品を持ち込むなら、メカニックの意見を参考にするべき。安いからという理由だけで選んでしまうと失敗するリスクは高くなるのだ。それだけに部品は使い分けが大事。社外品であってもクオリティに問題がないものもある。そうした知識を持っているのは、やはり現場のメカニックなのである。

今回のようなメンテナンスに関する詳しい修理方法はプロに聞くのが一番!

輸入車メンテナンスが得意な工場に直接相談
▶お近くの整備工場検索はこちら

 

純正品、OEM、社外品といったように部品のチョイスは色々あるが、上手に使い分けることが重要となる。

この記事をシェアしよう!

この記事が気に入ったらいいね!しよう

Maintenance Lab Archiveの最新記事をお届けします

BACK TO LIST