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新型カングーKF系のミッションと上手く付き合う方法

Renault kangoo

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3代目になった新型カングー。見た目は少しシャープになりましたが、中身で一番進化したのは「EDC」と呼ばれるトランスミッションです。

これ、構造的には「クラッチ操作を自動でやってくれるマニュアル車」のようなもの。普通のオートマ(AT)に慣れていると、最初は少し独特な動きに驚くかもしれません。でも、この仕組みを知ると、カングーの走りがもっと楽しくなります。

先代のモデルでは、クラッチが乾いた状態の「乾式」でしたが、新型はオイルに浸かった「湿式」に変わりました。

これが大きなポイント。オイルのおかげで熱に強くなり、日本の夏場の渋滞でもスムーズに動けるようになっています。スキャンツール(AUTELなど)でデータを見ると、ギアを切り替えているのがわかるようです。この「カチッ」とした加速の良さは、国産ミニバンでは味わえない魅力です。

もちろん、良いことばかりではありません。 駐車場での切り返しや、ノロノロ運転の時は、少し「ギクシャク」することがあるようです。トルコン式のATに比べると、クリープ現象(ブレーキを離すと進む力)が少し弱いかなと感じます。

でも、一度スピードに乗ってしまえば、その不器用さはどこへやら。100km/h巡航でも、まるで地面に張り付いているような安定感を見せます。「ちょっと扱いにくいところがあるけれど、走らせると最高に頼もしい」。そんなフランス車らしさが、このミッションに詰まっていると思います。

この「EDC」を長く快適に使うために、2つのことを意識してみてはどうでしょうか。

  1. 5万キロでのオイル交換: メーカーが「無交換」と言っていても、ストップ&ゴーが多い日本では、5万キロ前後でミッションオイル(EDCオイル)を換えるのが正解。これで故障のリスクはぐんと下がります。

  2. バッテリーは「ケチらない」: 最近のフランス車は、ミッションの変速にも電気をたくさん使います。バッテリーが弱ると変速にエラーが出やすくなるので、「2年経ったら点検・交換」を念頭に置きたいところです。

カングーの魅力は???

  • ドアの音: スライドドアを閉めた時の「バタン!」という実用的な音。

  • 直進性: 高速道路でハンドルに手を添えているだけで、矢のように真っ直ぐ走る安心感。

最新の電気自動車のような静かさはありませんが、「機械を操ってどこまでも行ける」というワクワク感は、この堅実なメカニズムがあってこそ。

新型カングーはとてもタフな車ですが、ミッションの状態だけは定期的にプロに見てもらいましょう。

診断機を繋げば、「クラッチがどれくらい減っているか」までわかります。故障してから直すのではなく、健康診断のつもりで定期チェックを受ける。それが、カングーと長く付き合う一番の近道です。

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