BMW

BMWの弱点をカバーする対策集 Vol.2

発熱量が多いV8やV12エンジンを搭載するクルマにとって、エンジンが発する熱はあらゆる箇所に悪影響を及ぼします。パーツを長持ちさせる対策集Vol2では、その代表的なポイントであるゴムホースについて考えてみたいと思います。

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目次

ゴムホースが劣化するのはエンジンが発する熱が原因であることが多い。長期使用によって劣化したホースを使い続ければ水漏れなど大きなトラブルを引き起こしてしまう。そのため定期交換部品となっているのだが、基本的に純正品に交換しておけばさほど問題はない。だがパーツの延命対策として考えると信頼できる社外品を使ってみるのも手だ。
例えばF1やラリーなどのモータースポーツで高いパフォーマンスを発揮しているものについては信頼できるものだと言えるだろう。製品によって構造は異なるがシリコンタイプのホースであれば、独自のシリコン素材とファイバー繊維を使った多重構造になっており、高い圧力にも耐えられる強度を持つことや、表面に特殊加工を施し熱への対策もしっかりとされているのが特徴だ。また、カラーバリエーションも豊富なので、エンジンルームのドレスアップ効果も高いアイテムだと言える。
またDIYでホースの寿命を延ばすならアルミテープを巻いて熱対策するのが有効だが、さらに一歩進んでオイル漏れ対策もやっておきたい。古めのモデルはさすがにオイル漏れがひどいクルマが増えてきている。実はゴムホースの劣化を促進させるのは熱だけではなく、漏れたオイルによるケースも多いのだ。これはゴムブッシュにも言えることだが、あらかじめ決められた油脂類以外のものがゴムパーツに付着すると耐久性が低下し、さらにエンジンの熱が加わることで一気に劣化していくのである。そこで活用したいのがコルゲートチューブ。価格もリーズナブルで使い勝手は非常に良い。これをオイルが付着しそうなホースに巻いて保護すればホースの寿命を延ばすことができるのだ。

DIYメンテの時にあると便利なのがコルゲートチューブ。価格もリーズナブルで、使い勝手も良い。

表面が白く変色したり、硬くなってしまったりするゴムパーツ。すべてを新品に交換できればいいが、重要性の低いところはつい後回しにされがち。そんな時に活用したいのがラバー保護スプレーである。ブレーキホースやラジエターホースのような重要部分以外にも、クルマには数多くのゴム部品が使われている。例えばドアやトランクのウェザーストリップ。劣化してくると硬くなって走行中に異音を発生させたり、雨漏りの原因になったりする。そんな部分の機能を取り戻すのに便利なのが保護スプレーだ。
ゴムは可塑剤によって弾力のある伸び縮みする状態を保っているため、これが紫外線による分解などで昇華してしまうと硬くなるわけだが、保護スプレーで表面に膜を作ることによって可塑剤が減少するのを遅らせたり、含まれている油分が硬化したゴム表面に弾力を与える効果がある。もちろん根本的な問題の解決にはならないものの、スプレーして拭き上げるだけ、という手軽な作業で得られる効果としては、かなり魅力的なものがあるのだ。表面が白く硬くなってしまったようなゴムパーツをそのままにしておくよりは、スプレーによって潤いを与えて美しい状態を保っておきたいもの。誰にでもできる愛車の手軽なお手入れとして、このようなアイテムを活用するのも一つの方法だろう。

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ラジエターホースのような重要部分には限定的な効果しか期待できないが、キリッと黒く美しいゴムはエンジンルームの見た目をリフレッシュさせる効果も大きいと思う。

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