フォルクスワーゲン

冬の暖房が効かない?デフロスターが弱い?

ドイツ車オーナーが知っておくべき “冬の暖房トラブル”

冬の朝、曇ったフロントガラスがなかなかクリアにならない…。
暖房温度を上げても車内が温まらない…。

実はこれ、ドイツ車では“よくある冬のトラブル”のひとつ
放置すると視界不良・安全性の低下・電装トラブルに繋がることもあるため、早めのチェックが大切です。

本記事では、暖房・デフロスターが不調になる原因と対策をわかりやすく解説したいと思います。

目次

サーモスタットの動作不良

ドイツ車ではサーモスタットが弱り始めてもすぐに故障表示は出ません。
開きっぱなし状態になるとエンジンが温まらず、ヒーターの立ち上がりも遅くなります。

  • 水温計がなかなか上がらない

  • 走行中だけ冷える

こんな症状があれば点検がおすすめです。

ヒーターコアの詰まり(内側汚れ)

欧州車に多いのがヒーターコア内部の汚れ。
冷却水の劣化、添加剤、オイル混入などで流量が低下し、暖房が弱くなる典型症状です。

  • 車内の片側だけ温まりにくい

  • 温風がぬるい

  • 外気温が低いほど暖まらない

特に10年以上経過したモデルは定番トラブルです。

冷却水量の不足(漏れ含む)

冷却水が減ると暖房性能が一気に下がります。
ドイツ車ではホース・サブタンク・サーモハウジングなど、樹脂パーツの経年劣化が多い傾向です。

  • 低温時にヒーター不調

  • 足元が生温かい匂い(冷却水の甘い匂い)

  • リザーブタンクが空に近い

1つでも当てはまれば点検が必要。

ブロアモーター/レジスターの不調

風量が弱い、急に止まる、一定速度でしか回らない…
これはブロアモーターかレジスター(ファン抵抗)が劣化している可能性が高いです。

  • 弱い風しか出ない

  • 風が出たり出なかったり

  • 異音がする(コロコロ・キュルキュル)

早めの対処が安全です。

エアコンガス不足(冬でも必要)

「暖房はガス関係ない」と思われがちですが…
デフロスターはA/C(除湿)機能を使うため、ガス不足だと曇りが取れません。

  • ガラスがずっと曇ったまま

  • A/Cオンでも乾燥が遅い

  • 夏に冷えが悪かった

この症状があればA/C状態を確認しましょう。

エアミックスフラップ/アクチュエータ不良

ドイツ車に多い “フラップモーター不良”。
吹き出し口の切替や温度調整がうまく動かず、デフロスター方向へ風が送られないことがあります。

  • デフロスターにしても顔や足元から風が出る

  • 風向が勝手に変わる

  • コトコト・ガタガタと小さな音

Audi・VW・BMWでは定番トラブル。

室内フィルターの詰まり

フィルターが詰まると風量低下→曇りが取れない原因に。

特に輸入車はフィルターサイズが大きく、1〜2年無交換だと冬に症状が目立ちます。

  • フロントガラスの視界不良による安全性低下

  • エンジン・冷却系への負荷増大

  • 電装系トラブルに波及

  • 燃費悪化、始動性悪化

  • 車内が常に結露しカビ臭が発生

「暖房が弱いだけだから…」と様子見すると、大きな修理に発展するのがドイツ車の特徴です。

  • 冷却水の量と色を見る(変色は要注意)

  • A/Cボタンを入れて風がしっかり乾燥するか

  • デフロスターで風向が正しく変わるか

  • 室内フィルターの交換時期

  • 異音(ファン・モーター系)

違和感があれば早めの点検が安心です。

  • サーモスタット交換

  • 冷却水交換(LLCリフレッシュ)

  • ヒーターコア洗浄

  • ブロアモーター/レジスター交換

  • A/Cガス補充・漏れ点検

  • エアミックスフラップの点検

  • キャビンフィルター交換

多くが早期発見で費用を抑えられる修理です。

日常の快適性だけでなく、安全性車両寿命にもかかわる“暖房・デフロスター”の不調。

冬だけ発生する症状は見落とされがちですが、実はドイツ車の整備現場では毎年多い相談内容です。

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