プラットフォームによる軽量化と剛性
アウディA4(B9型)の走りを特徴づける要素は、モジュラープラットフォーム「MLB evo」の採用です。前型(B8型)と比較して、主要な車格を維持しながらも大幅な軽量化を達成しています。
ボディの要所に熱間成形スチールやアルミニウムを配置したことで、軽量化だけでなくシャシー剛性も高められています。これにより、ステアリングを切り始めた瞬間の応答性が向上し、日本の市街地での交差点やワインディングでも、軽快な身のこなしを実現しています。
クワトロシステムによる高い路面追従性
アウディの四輪駆動システム「quattro(クワトロ)」は、B9型において洗練された制御に進化しました。通常走行時は前輪寄りのトルク配分で燃料消費を抑えつつ、コーナリング時や路面状況の変化を車両のセンサーが察知すると、瞬時に最適なトルクを後輪へと配分します。
雨天時の高速道路や、舗装の荒れた路面でもタイヤがしっかりと地面を捉え続けるため、ドライバーに安心感を与えます。急な天候変化や滑りやすい路面に遭遇しても、車体の挙動が乱れにくく、常にフラットな姿勢を維持できるのがクワトロの強みです。
目次
2.0TFSIエンジンと7速Sトロニックの協調フィーリング
低回転からスムーズに立ち上がるターボパワー
搭載される2.0L直列4気筒直噴ターボ「TFSI」エンジンは、実用域での扱いやすさが際立つセッティングです。1,500回転を下回るような低回転域から最大トルクを発生させるため、アクセルペダルを深く踏み込まなくても、スムーズに加速体制へと移行できます。
日本のストップ&ゴーが多い道路環境においても、もたつきを感じる場面はほとんどありません。過給圧の上昇も滑らかで、ターボ特有の急激なトルクの立ち上がりを抑えた、扱いやすいパワー特性を持っています。
歯切れの良い変速を見せるトランスミッション
このエンジンに組み合わされる「7速Sトロニック(デュアルクラッチトランスミッション)」は、ダイレクト感のある走りに貢献しています。次のギヤが常にスタンバイしている構造のため、変速時のタイムラグやパワーの途切れを感じさせません。
ドライブモードを「ダイナミック」に切り替えると、シフトダウン時の回転合わせも素早く行われ、エンジンの効率の良い回転域をキープします。低速域でのギクシャク感を抑える制御も熟成されており、市街地から高速クルージングまでストレスのない加減速を愉しめます。
日本の道路環境で体感する乗り味の実態
サスペンションと18インチタイヤの相性
日本国内の「S line」パッケージなどで定番となっているスポーツサスペンションと18インチホイールの組み合わせは、高速域での直進安定性に寄与しています。速度が上がるほどに路面に吸い付くような感覚が増し、レーンチェンジでも無駄なロール(車体の傾き)を収束させます。
一部の荒れた一般道などを通過する際には、低速域でやや硬さを拾いやすい傾向があります。これはサスペンションのストローク初期の動きが引き締まっているためですが、ボディ剛性が高いため不快な振動として残ることはなく、しっかりとした接地感としてドライバーに伝わります。
長距離ドライブでの疲労を軽減する静粛性
A4(B9型)は、静粛性の高さも注目すべきポイントです。遮音ガラスの採用や空力性能(Cd値)の追求により、高速走行時でも風切り音やロードノイズが低く抑えられています。
優れた直進安定性と相まって、長距離を移動するようなシチュエーションでも、ステアリングの微修正が少なくて済むため、ドライバーの疲労は軽減されます。移動空間としての快適性と、ドライバーの意思に忠実なハンドリングがバランスされている一台ではないでしょうか。
クワトロ本来の走行性能を長く保つため、一度お近くの[輸入車メンテナンスサービス]に相談してみませんか。







