今回は、Mercedes-Benz GLE350d(W166系)で実際に多いエアコントラブルについてご紹介したいと思います。
目次
「あれ?冷えない…」そんな違和感から始まります
よくあるご相談がこちらです。
- エアコンを入れてもまったく冷えない
- コンプレッサーが作動している気配がない
- いつもの「カチッ」という音がしない
この時点で多くの方が
「ガスが抜けたのかな?」
と思われるのですが…
実はこの車種、それだけではないケースが多いんです。
実は多い「コンプレッサーが止められている」状態
GLE350d(W166)では、車両側の制御によって動かない状態になっていることがよくあります。
つまり、
壊れているというより
異常を検知してあえて止めている
というパターンです。
よくある原因
①コンプレッサー内部のトラブル
まず一番多いのがコチラ
コンプレッサー内部の電気系トラブルです。
- 内部制御の不具合
- 電磁制御系の異常
こういった場合、見た目では問題なくても車が異常と判断して作動させません。なので、動かないイコール単純なガス不足ではないんですね。
②配線やカプラーの不具合
意外と見落とされがちなのがここです。
エンジンルーム内は
- 熱
- 振動
- 経年劣化
の影響を受けやすく
- 配線の断線
- カプラー
- 接触不良
が原因で、信号が届かないケースもあります。この場合、部品は壊れていないのに動きません。
③センサーや制御の影響
もうひとつ大事なPOINTです!
例えばこんな状態だけ、車はエアコンを止めます。
- 冷媒圧センサー以上
- バッテリー電圧低下
- 過去のエラー履歴
→安全制御として停止している状態なんです。これもオーナー目線では、「突然壊れた」と感じやすいポイントです。
修理前に大事なこと
ここ、結構重要なところです。
エアコン不調のときありがちな流れが
→とりあえずガス補充
→それでもダメで高額修理
ですが、
正しくは「原因の切り分け」が先です。
整備工場では通常、
- 診断機でエラー確認
- コンプレッサー作動指令の有無
- 配線チェック
- 最後に本体判断
という流れで診断します。
焦らず原因を見極めましょう
GLE350d(W166)のエアコン不調は、
- ガス不足だけだとは限らない
- 電気的な原因が多い
- 車両の制御で止まることもある
といった特徴があります。







