ポルシェ専用テスターの常設レンタルサービスです。
弊社がご提供しているのは、PIWISーⅡ:ピーウィスツーと呼ばれる第2世代の専用故障診断機です。
空冷ポルシェの時代は、メカニックの経験と実績が全てと言われるほどでしたが、
水冷に変わってから、徐々に他メーカーと同様に電子化が進んできました。
996/986シリーズまでは、一世代前のシステムを利用しながらも、
メカニックの経験によるところが大きかったですが、
997/987シリーズ以降では一気に電子制御化され、
専用故障診断機がないと故障修理ができない箇所が多数出てきます。
更に991/958/970等の2010年以降の現行モデルに関しては専用故障診断機なしでは、
バッテリー交換さえも安易にできないようになっています。
故障診断の際に検電テスターで信号を探し出すことですら不具合を起こす場合があり、
実測値などの点検には専用診断機が不可欠です。
診断を行い、コントロールユニットの交換が必要とされる場合、
まず古いコントロールユニットからデータを読み込み、
新品のコントロールユニットにデータを移植する必要があります。
この作業を実施できるのは、ディーラーか当PIWIS-Ⅱでのみ対応可能となります。
一方、当PIWISーⅡは配線図の参照は可能となりますが、オンライン接続を必要とする
整備マニュアルの閲覧やオンライン・コーディング・プログラミングは非対応となります。