FEATURE 輸入車整備特集

ウチの強みはココ

診断機が必須の現代のモデルから
ノウハウが活きる旧車まで幅広く対応

栃木県 | AUTOBAHN MOTOR
FACTORY DATA
AUTOBAHN MOTOR
車検基本料金 1万5,000円~3万円(車種による)
パーツの持ち込み 可(工賃割増・保証無し)
代車 有り(基本無料・国産車)
得意なメーカー ポルシェ、M-Benz、BMW、VW、アウディ
所在地 栃木県小山市粟宮858-3
電話 0285-25-9110
HP http://www.autobahn-911.com/
営業時間 9:00~19:00
定休日 日・祝
所在地 栃木県小山市粟宮858-3
電話 0285-25-9110
HP http://www.autobahn-911.com/
営業時間 9:00~19:00
定休日 日・祝
車検基本料金 1万5,000円~3万円(車種による)円
代車 有り(基本無料・国産車)
得意なメーカー ポルシェ、M-Benz、BMW、VW、アウディ

ドイツ車全般を扱うが
なかでもポルシェが得意

 県道265号線沿いに、華やかな輸入車が表に並ぶショールームがある。中を覗くと空冷ポルシェやオールドメルセデスなど、輸入車ファンなら思わず足を止めて眺めてしまうモデルがディスプレイされている。このショールームこそが、輸入車の新車、中古車販売店「アウトバーンモーター」だ。と言っても、販売業は同社の業務のひとつ。ショールームの裏へ足を運ぶと、もうひとつの顔である修理工場が見えてくる。リフト4基を備えるメインの工場に加え、車検用の施設、オーバーホールなどを手掛ける重整備用の建物、そして工具やパーツをストックする倉庫。中古車販売店のバックヤードとは思えない並々ならぬ陣容だ。

  • メインの工場の横には車検用の建物が併設され、中には陸運局の検査場と同様のテスターなどが備わる。
  • 空冷の911や356、W111型Sクラスクーペなどが展示されているショールーム。
  • 不動車やレースカーの移動に便利な積載車も用意。自社で所有する工場は意外と少ない。
  • 重整備用の工場には、オーバーホールのために降ろされた964のエンジンが。取材日にはカイエンや944といった水冷ポルシェも入庫していた。
 そんなアウトバーンモーターの工場部門は、「ディーラーとの違いを明確にしながらもディーラーと同等以上の技術を」というのがモットー。その一例を挙げると、昨今は何かとアッセンブリー交換で高額になりがちだが、部分的な分解修理などにより極力リーズナブルに済むよう対応してくれることだ。もちろん、ケースによってはアッセンブリーで交換した方が良いこともあり、その際はオーナーがきちんと納得できるよう丁寧な説明を心掛けているという。
 ドイツ車全般を取り扱っているが、中でも得意としているのがポルシェだ。現代の水冷モデルはもちろん、空冷の911にも精通。エンジンだけでなく、MTのオーバーホールもお手の物だ。また、70~80年代のメルセデスに明るいのも同社の特徴。今では入手困難な技術資料やパーツがずらりとストックされていること、そして豊富な経験から得たノウハウが強みだ。最近ではR107型SLの電気系トラブルの修理で、交換すべき部品が生産終了していたため配線加工で対応したという。蓄積された知識と技術があってこその施術と言えるだろう。
アウトバーンモーターでは、エンジンオイル、ATF、MTオイル、LLCに性能の安定したフックスをオススメしている。ブレーキフルードはATEをプッシュ。

 古いクルマを得意とする一方で、現代の自動車整備に必須とされる各メーカー用のテスターも完備する。エラーコードの確認からコーディング、チェックランプのリセットなど、ディーラーに車両を運ばずとも一連の作業が行なえるのだ。例えば、近年増えてきているW211型Eクラスのエアポンプ不良も、メルセデス用テスターのおかげでアウトバーンモーターの中だけで修理が完了する。それはつまり、時間と費用を低減できるということである。
 興味深いのが、レース車両の製作やサーキット走行のサポートにも対応しているところ。ナビの取り付けから重整備までに止まらず、本格的な「走り」趣味のバックアップもしてくれるというのだから、長い付き合いのできる工場と言えそうだ。

  • 写真左の中央はBMW専用テスターで、奥に見えるのがメルセデス用。このほかポルシェやVWをチェックできる診断機も用意する。写真上はKジェトロニック搭載車などをテストできるボッシュのMOT250。
クルマのトラブルについて分かりやすく説明してくれる関口昌弘工場長。最新モデルはもちろんのこと、キャブレターやKジェトロニックなど古めのクルマの整備も得意としている。
最近多い修理事例
代表モデル:ポルシェ 水冷モデル
1 燃料ポンプ(996)
バッテリーの下にある燃料ポンプは、走行10万km程度で寿命を迎えることが多いという。ちなみに、前期型では車体下の中央にあった燃料フィルターは、不評だったのか後期型ではタンク内に移設された。
2 ステアリングロックハウジング(996)
当初はキーシリンダーに繋がるイグニッションスイッチ側が弱点とされたが、対策部品となり克服。だが、今度はステアリングロックハウジング側がダメになるケースが増加中。まとめてASSYで交換したい。
3 プロペラシャフト(カイエン)
プロペラシャフト中央にあるサポートベアリングのトラブルが増加中。純正ではシャフトごとの交換になるが、社外品なら患部だけの交換も可。ただ、他の部分の劣化も考慮すると、OEMのASSY利用が得策なことも。

写真中央の燃料ポンプ自体のトラブルも多いが、キャップガスケット(右の黒い輪)やリレー(写真右下)がダメになっていることも。

サポートベアリングとブッシュだけの社外品も存在するが、出所不明な粗悪品も少なくない。社外品でも信頼できるものを選びたい。

DSG・CVTにも対応!ATF交換を実施中!
近年多くなっているDCTやCVTの搭載車。VWがDSGを採用した当初は「DSGオイル交換不要」などと言われたが、やはり通常のトルコンAT同様に定期的な交換がミッションの寿命を延ばす秘訣だ。では交換を……といきたいところだが、一般的な上抜き上入れのATFチェンジャーではできないことがほとんど。オイルパンのドレンボルトから古いオイルを抜き、そこから注入できる専用の機材が必要になる。加えて診断機の併用も必須。アウトバーンモーターではその両方を用意し、ミッション保護の観点から積極的にDCT/CVTのオイル交換を推奨している。
アタッチメントを交換することでVWやアウディのDCT/CVTだけでなく、メルセデスの7GなどのATにも対応するオイル注入器。