整備はこうしたアレンジ力や技術力はもちろんのこと、大好きな愛車を無理なく維持したいという思いを理解してくれる工場に作業を頼みたいもの。そんなユーザーのメンタル面もフォローしてくれるのがセントラルオートだ。例えば、点検で不具合が見つかった場合に原因がどこにあるのかを説明してくれるだけでなく、軽症の場合と重症の場合の2つのプランを提案。ユーザーの立場で考えれば、いったいいくらかかるのか、この先維持していけるのかなど修理工場にクルマを出すという時点で不安な気持ちを抱えているものだが、考えられる症状を分かりやすく説明し2パターンの整備内容を提案してくれるのはありがたい。また、メカニズムの知識がなくても実際にパーツを見せてくれたり、簡単なイラストで説明してくれるのも安心だ。そして何より、愛車への思いを理解してくれることが多くのユーザーから支持を集めている理由の一つだろう。
セントラルオート独自の点検プログラム「マイカーチェック」は、数人のメカニックでエンジン回りから下回りに至るまで徹底的にチェックする人気のメニュー。豊富な経験を持つ同工場だけに、車種のウィークポイントを重視したチェックを行なってくれる。一人のメカニックが見るのではなく、複数の目で点検することで見落としを防止するだけでなく、ユーザー立会いのもと、劣化部分を実際に見せてくれるのが特徴だ。その後チェックシートをもとに今後のメンテナンスについて説明。ユーザーにしっかりと納得してもらった上で作業をするというスタンスでユーザーと接している。
重整備を得意とするセントラルオートには、ユーザーのみならず同業者からもATのオーバーホール依頼がくる。ATはエンジンほど複雑ではないが、調整が必要だったりとメカニックの経験と知識が求められる。
重整備は得意分野で同業者からも依頼が来るほど。とくにATのオーバーホールに関しては定額制を導入しているのがセントラルオートの強み。機械式4速ATで30万2400円、電子制御式5速で37万8000円となっており、よほど重症の場合は要相談となるが、基本的に追加料金はかからない。AMGのハンマーヘッドやコスワース製ヘッドを持つ16Vエンジンなど高い技術力を必要とするエンジンでも、工場長の豊富な経験と高い技術できっちりとオーバーホールをしてくれる。
高年式モデルからクラシックまで、メルセデス・ベンツのことなら何でも任せられるファクトリーである。
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工場長である江澤氏はAMG本社での修行経験を持つ熟練メカニック。オーバーホールを得意としており、これまで多くのメルセデスを救ってきたい人物である。パーツの見極めこそが作業の真骨頂!
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セントラルオート代表の児玉氏。何でも相談できる気さくな人柄で、今、どんな整備をすべきかを分かりやすく説明してくれる。複数のメカニックでクルマの隅々まで点検するマイカーチェックはユーザーにも好評である。
最近多い修理事例
代表メーカー:メルセデス・ベンツ
アイドリング不調やエンジンの吹けが悪いといった症状の原因で多いのがクランクポジションセンサー。高い部品ではないが、交換にいたるケースが多い。コンピュータ診断を受けておくことが大事。
角目世代のメルセデスでは吊り下げ式、それ以降はインタンク式となる燃料ポンプ。エンジン不調や最悪エンジンが掛からなくなることもあるので、定期的に交換しておくべき消耗品である。
メルセデス・ベンツ機械式4速ATと電子制御式5速ATのオーバーホールは、今でも多く依頼されるとのこと。こだわりの強いユーザーにも対応できる高い技術を持っているから安心して任せられる。
クランクポジションセンサーは純正でもそれほど高い部品ではないので、信頼できるものを使うようにしたい。
リアシートの下に設置されるインタンク式の燃料ポンプ不良が増えている。安心して乗るためにもプロによる点検を受けておこう。
エンジンオイルの交換は専門工場へ
量販店やガソリンスタンドなどでエンジンオイル交換を済ませてしまう人が多いが、こだわって乗っているメルセデスだからこそ、専門工場に依頼するのがベスト。車種、コンディション、乗り方に合わせた最適なオイルをチョイスしてくれる。また、オイル交換時に抜いたオイルの状態や周辺の点検もしてくれるのでトラブルを未然に防ぐことにも繋がるのだ。量販店やガソリンスタンドのスタッフでは車種ごとのウィークポイントまでは分からないが、豊富な経験と知識を持つセントラルオートなら、きっちりと見てくれるので安心できる。
セントラルオートではワコーズのほか、アッシュやフックスを用意している。クルマの状態に合わせて最適なオイルを選べる。